鬱リーマン、デイトレとパチスロと不毛な日々

鬱病。デイトレやりながらパチスロ打ってる不敗のAタイプ専。月初50万スタートで投資歴2年目。日常の出来事を綴ります。

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元商社マンがトヨタの工場操業停止に思うこと

トヨタ9工場の操業が一時停止となりました。

現在(2/17 3:30時点)、Yahooのトップニュースに掲載されており、インパクトのあるニュースなのですが、同時に「あぁ、やっぱりね」という感想があることも事実です。

 

トヨタは2月10日に業績上方修正を出したばかりですが、日経平均が3万円を突破して更に上昇した2月16日にトヨタの株価が下落した理由は、利益確定売りと、このニュースを事前に感づいた投資家のリスク回避が合わさったのではないかと思ってたりします。

じゃあオマエも空売りしておけよ、って言われたらぐうの音も出ません。

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トヨタ 株価チャート(日足)

 

Yahooには朝日新聞デジタルの記事が掲載されていますが、朝日は左右どっちとは言いませんが全力で振り切った記事を書くので、あえて時事ドットコムを貼っときます。こういうニュースに左右は関係しませんけども、報道内容は中立であって欲しいので。

www.jiji.com

カンバン方式の是非

Yahooのコメント欄はカンバン方式への批判が大半です。

news.yahoo.co.jp

トヨタの日本企業への影響力はとても大きいですから、下請け等トヨタと関係がある人がここぞとばかりに書き込みをしている気がします。

「世界のトヨタ」と、日本のシンボルメーカーと思っている人は、世界的知名度とエコノミスト達の批評だけで企業価値を評価するのではなく、このような現場の声を聞いてみると面白いと思います。

 

カンバン方式とは?

名前くらいは聞いた事があると思うのですが、詳細はwikiにお任せします。

ja.wikipedia.org

簡単に言うと、生産ラインで必要な分だけ、部品メーカーから都度納入してもらうシステムです。

ジャスト・イン・タイム生産で「かんばん」に部品名と数量が書かれて納入業者と取引するシステムであり、海外でも使われる方式となった今では「Kanban」で通じる海外の会社も存在しています。

 

得をするのは誰だ?

トヨタ以外に思い浮かびません。

部品メーカーは自社の生産ラインに余力があっても、過剰に作る事が難しいです。トヨタがジャスト・イン・タイムでしか部品を受け取らないから。

 

余剰在庫を持って嬉しいメーカーは少ないは思いますが、不測の事態に備えておく事ができません。

トヨタから年間の注文数はおおよそ聞きますが、仮に減産された場合に捌けなくなってしまうリスクがあるので、その点はメリットと言えましょう。

 

大手部品メーカーなら、トヨタと口座を開いて直接取り引きができますが、中小になると商社が介在します。この辺は与信管理の面から商社が引き受けるという構図です。

 

じゃあ商社が在庫を抱えるのかと言えば、否。

現場の営業マンは抱えておきたいのですが、会社としては在庫管理にかかるコストや、部品メーカー同様に余剰在庫を捌けなくなるリスクを考えると最小限の在庫しか持ちたくありません。

部品メーカー(下請け)や商社が被るデメリットは、事前計画注文数から納入数週間前の確定計画で数倍の発注量に変更される場合がある事。

これ、要求されてもどこにも在庫が無いので下請けはフル稼働。商社は他社へ回す予定の余剰在庫を探して掻き集めたりします。

そんな中、トヨタは「納期厳守!なんで数量確保できないんだ!」と言うだけ。

 

というわけで、今回の地震のように部品メーカーが被害を受けて生産がストップすると、トヨタはすぐにモノを作れなくなるというわけです。

阪神淡路大震災でも、東日本大震災でも同様の事が起きましたが、それでもカンバン方式が続いているのは、トヨタにメリットがあるからです。

 

上述したように、部品メーカーも商社もメリットは、ほぼありません。

在庫管理コストがかからない分、下請けメーカーもメリットがあるという見方もできますが、今回のように問題が起こった場合、ライン復旧するや否や、休日返上でフル稼働の依頼(要請?強制?)が来ますから、ライン工や現場管理の社員は大変な目にあいます。

 

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Win-Winのシステムにできませんか?

トヨタの1人勝ちという言葉を聞くことがありますが、世界の自動車シェアに限った話ではなくて、トヨタ対下請けで考えてもトヨタの1人勝ちだと思っています。

 

冒頭では揶揄するように「世界のトヨタ」と書きましたが、褒め言葉でもあります。

日本の部品メーカーは、トヨタが利益を産んでくれるからこそ仕事があるのは間違いありません。

 

ですが、カンバン方式=下請けいじめと言われる事も事実だと思います。

さらに、毎年発生するコスト削減、納期短縮と、これを何十年続けるのでしょうか?

 

トヨタのストックホルダーは、「それが経営努力だ」と擁護するかもしれませんが、トヨタは号令をかけているだけであり、真に努力しているのは下請けではないでしょうか?

 

コスト削減や、急な要求変更に対応する下請け会社や社員達は、それら要請に対応した労働対価を得ているのでしょうか?

もしYESなら、トヨタの関係企業からは契約社員やワーキングプアは減少しているべきですが。。

 

自分の使う部品を在庫として持ちたくないってね、それは下請けも商社も同じなんですよ。自分がイヤな事は他人もイヤでしょ?

カンバン方式を真似してるメーカーはあるので、トヨタだけが悪ではないですが、巨大ピラミッドの頂点に立つ超一流メーカーがやるべき事は、社会への貢献だと思うのです。

 

豊田章男社長が、東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会の森元会長の女性蔑視発言に対して「誠に遺憾」砲を放っていました。

五輪スポンサーをするのが社会貢献だというのはわかりますけど、その前にやるべき社会貢献があるはず。

それは、築き上げられたピラミッドの下層まで利益を享受できる労働モデルを作る事。

これこそが、トヨタに課せられた真の社会貢献だと思いますし、トヨタにしかできない事だと思います。

 

個人的には、日本人は他国と比較して海外で労働する事に抵抗があるのが一因だと思っています。

それは日本が豊かで安全な国だから、わざわざ海外で働く必要性がないからという理由もあるでしょう。

でも、ワープア等で被雇用者の待遇に不満があるのなら、日本国内という枠にとらわれず働けば良いと思います。

英語や外国語を知らないからムリ?外国語なんざ、勉強したらすぐに習得できます。

日本人の労働力が率先して流動性を出さない限り、日本全体の労働モデルは変わる事なく、被雇用者が疲弊していくだけだと思うのです。

 

海外の社会人って、会社勤めしていても「いずれは独立したい。その為に今は学んでいるんだ」って思考の人が多いです。

夢が実現できるかはさておき、高い目標を持って自己研鑽する姿勢は素晴らしい事です。

このように、会社に属する事に対する意識が日本人とは全く違う事も、日本の雇用流動性が低い一因だと思います。

 

曙ブレーキが不祥事起こしまして。 

最後に、話が本題から逸脱しますが、これも大ニュースでして、

news.yahoo.co.jp

自動車用ブレーキ製品で2001年から検査データの改ざんをしていたという事です。

曙ブレーキ曰く、製品性能には影響が無いとの事。

 

こっちのニュースは、曙ブレーキから追って詳細調査結果が発表されると思っていますが、なんで改ざんしてたんだ?という疑問は残っています。

無理なコスト削減や納期短縮を強いると、今回のように本来必要な工程を飛ばして対応せざるを得ない状況を作るトリガになるのではないか、と邪推してしまうのでした。

絶対どこかにシワ寄せはいくんですよ。

もちろん、悪いのは曙ブレーキですが。

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曙ブレーキ 株価チャート(日足)

株価はどうなるんでしょうね。

私はチャーチストではありませんし、未来予測もできないのでノーコメントとさせて頂きます。

 

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